Microsoft Office 2016 の新機能と違い
Microsoft Office 2016における主な新機能
Microsoftの業務用スイートの2016バージョンは、簡単にコラボレーション・共有するための機能が含まれています。 Excelはパワーアップし、Outlookは日常的なタスクを簡素化し、ほとんどのアプリケーションで必要なコマンドを見つけやすくなりました。
Microsoft Officeの最新バージョンは、多くの新しい生産性、コラボレーション、およびデータ解析機能が含まれています。 ここでは主な新機能のほんの一部をご紹介します。
「テル・ミー」で作業を高速化
ほとんどのアプリケーションにおいてテル・ミー・ボックスは、 何かをする方法がわからない場合でも、重要なタスクを実行するのに役立ちます。 むしろヘルプや解決のチャンスをうかがうよりも、このボックスに何をしたいのかを入力することで解決につながります。 Officeでは、タスクを完了するために使用できるコマンドの一覧を示しています。 ドキュメントで何かを選択している場合は、そのオブジェクトに固有のコマンドが表示されます。たとえば 画像が選択されている場合、画像に関連するコマンドが表示されます。
「インサイト」機能で答えを速やかに入手
「インサイト」機能はWord、Outlook、ExcelおよびPowerPoint内で情報検索を可能にします。
単語やフレーズを右クリックし、「スマート検索」を選択。
マイクロソフト Bingサーチエンジンであなたが選択した単語、語句および選択したテキストの前後の意味、画像、Wikipediaの記事、および他の関連する情報を表示します。
これはブラウザにでは無く、オフィスの右側に表示されます。「校閲」タブや「Tell Me」から「インサイト」機能を利用することも可能です。
Outlookでのコラボレーション作業と未整理ボックス
Outlookは、より効率的に作業ができ、より簡単に共同作業を支援するための新機能を多数備え、電子メールの負荷を管理します。 主な機能は以下の通りです。
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他のオフィスアプリとの迅速な連携
送信したいメールにオフィスドキュメントを添付する際、Outlookは最近使ったファイルのリストを表示します。 -
ワークグループでコラボレーション
Exchange ServerでOutlookを使用しているなら、ワークグループの設定が可能です。 -
未整理ボックスの整理
メンバーの受信トレイはあるいはとても散らかった状態かも知れません。Exchange ServeでOutlookを使っているなら、Outlookは「クラッター機能(低優先メール)」と呼ばれる新機能が用意されています。
あなたが同僚にメールしたい表計算のシートやドキュメントについて直近の作業フォルダを探す必要はもうありません。
OneDriveかOneDrive for Business、あるいはSharePointで作業したファイルの場合、アイコンに小さな雲のイメージが付きます。
これは強力な配布リストの様なものです。ワークグループのメンバーは会話、予定表、ファイルの共有が可能です。
あなたはメンバーの個々の受信トレイかグループボックスでメッセージを受信できるよう設定することができます。
この機能は優先度の低いメッセージを「低優先メール」フォルダに移動します。
どのメッセージをこの「低優先メール」フォルダに移動すべきかどうかはあなたが定義することができます。
さらに「低優先メール」フォルダはあなたが過去に無視したメッセージを見て、新規フォルダに移動したり、あなたが後で処理できるよう似たようなメッセージを受信トレイから取り出します。
エクセルの新たな分析と予測機能
エクセルは2016でさらに強力になりました。新機能は以下の通りです。-
様々なデータソースからデータ取得が可能に
前バージョンで「パワークエリー」と呼ばれていた個別アドオン機能が標準になりました。 -
さらなるグラフ機能追加 -エクセル2016は新たに6種類のグラフが追加
- 統計分析で最も一般的に使用されている「箱ひげ図」
- 分布状況をビジュアルに認識できる「ヒストグラム」
- データセットの最大の要因を指し示す「パレート図」
- 一連の円で階層が表現される「サンバーストグラフ」
- データ階層の相対サイズで比較する「ツリーマップ」
- 値の増減が示される累計が表示される「ウォーターフォール図」
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予測機能
新たな時系列予測機能は過去のデータから未来の値を予測することができます。
「パワークエリー」は分析に必要となる様々なデータソース(Webサイト、SQL、Azure、Accessあるいは他のデータベースなど)からデータ取得が可能です。
データは多いほど予測精度が高まります。
Wordのリアルタイム共同編集
OneDrive for Businessに保存されているワードドキュメントを複数で作業しているなら、リアルタイム共同編集で同時に複数ユーザーによる共同作業、編集、更新が可能です。
誰もが他のメンバーの何の作業をしているか把握ができます。
メンバー同士が作業しているファイルの変更点が分かり、カーソルがいまどこにあるかも把握できます。
マイクロソフトは今後この機能を他のオフィスアプリケーションにも取り入れる予定です。
共有をもっと簡単に
この「共有」ボタンをクリックすると、ユーザーはファイルをOneDriveなどオンライン上に保存するよう促されます。
そしてウィンドウの右側のパネルにファイルを共有したいユーザーのメールアドレスを
入力するか、アドレス帳 からメールアドレスを選択することができます。
また共有するユーザーが編集可能か、閲覧のみかを選択することが可能です。
OneNote notebookは同様の機能があります。「共有」ボタンの代わりにファイルメニュー(バックステージビューとも呼ばれます)から「招待」を相手ユーザーに送信します。
リボンは新たなデザインに
Office2016はまたOffice2013から若干の変更がなされています。Office2013ではドキュメントとリボンの既定の背景色は白でしたが、やや暗めの灰色になりました。
Office2016ではリボンタブの既定の背景色はアプリケーションのアイコンの色になります。
例えばWordは濃紺、Excelは濃い緑、PowerPointはオレンジですが、お好みで白や濃い灰色に戻すことも可能です。濃い灰色のテーマは視覚に障害のある方に役立つよう設計されています。
Office 2016に含まれるもの
Professional Plusとの違いは、「Lync」が現在は「Skype for Business」と呼ばれていることです。
どちらのエディションにもOneDrive Proは含まれなくなりましたが、双方ともオンラインストレージ・共有のためのOneDrive、OneDrive for Business、SharePoint を統合しています。
Office2016クイックスタートガイドとオンライントレーニング
マイクロソフトは、Word、Excel、PowerPoint、OutlookとOneNoteをお客様が使い始めるのに
役立つPDF形式のクイックスタートガイドをご用意しています。
またオンライントレーニングの各種コースでもこれらを網羅し、Skype for BusinessとOneDriveのトレーニングも追加しています。
さらに情報を得るには
ここまで、ニュースリリースの主要な部分を紹介してきました。テックスープはOffice2016についてさらに情報提供を続けて参りますので、定期的にサイトを確認いただくか、ニュースレター(不定期)をご確認ください。
ご入手方法
Office2016 StandardとProfessional Plusはテックスープを通じて入手可能です。あなたが2年以内にテックスープを通じてOfficeを入手したならソフトウェアアシュアランスで無償にてバージョンアップが可能です。
記:この記事のオリジナルはSkype for Businessを含むOffice Standardについて記されていますが、こちらはOffice Professional plusにのみ含まれます。