NPOのクラウド・コンピューティング・アンケート調査結果(概要)が公開されました。

2012年にテックスープ・ジャパンは、TechSoup Global (米国TechSoup)と提携して、NPOなど世界の非営利組織におけるクラウド・コンピューティングに関するアンケート調査を実施しました。この調査はNPOのIT技術活用の現状と、またNPOの将来的なクラウド技術の導入計画についてより良く理解することを目的に実施しました。結果88か国10,500人以上から回答をお寄せいただきました。本データをNGOや財団、NPOのコミュニティのための将来的に発展し続けるリソースに加えることができ嬉しく思っております。

主な発見点

NPOはクラウドを利用している。全世界の回答者の90% は、Eメールやソーシャル・ネットワーキングといった「軽量な」サービスからデータベースやウェブ会議といった「重量な」サービスまで、すでになんらかのタイプのクラウド・コンピューティングを利用していることが分かりました。

本アンケート調査では、クラウド・コンピューティングの導入に際して、知識不足がクラウド・コンピューティング導入における最大の障壁だということがわかりました。地域や組織規模に関わらず、全体の60%が知識不足が重大な障壁であると回答しました。

他の主な発見点は以下の通りです。

  • 79%のNPOがクラウド・コンピューティングの最大の利点を管理関連面だと答え、コスト面とコラボレーション機会の向上がそれに続きました。
  • 53%のNPOがこの2〜3年で主要な部分のインフラをクラウドに移行する予定だと回答しました。

貴団体と他団体との比較について。この報告書は、全世界と地域レベルでNPOがどのようなクラウド・アプリケーションを現在利用し、また将来導入する予定なのかといった分類分けをしています。他の団体が事務や会計プログラム、コラボレーション・ソフトといったクラウドベースのツールを使っているかについての回答が、この報告書に書かれています。

[報告書を見る] (PDF)

アンケート調査の目的

このアンケート調査を実施するにあたり、3つ目的がありました。

  • クラウド・コンピューティング利用の現状という面から、世界のNPOが、これにどのように対応しているのかを測定すること
  • クラウド・コンピューティング導入に伴う障壁と利点を、世界のNPOがどのように認識しているかを測ること
  • 世界のNPOの将来的なクラウド・コンピューティング導入予定を理解すること

つまりクラウドに対するNPOの認識を理解することで、NPO自身が見識を得られるだけでなく、テックスープ・ジャパンやTechSoup Global、他の組織が、クラウド・ソルーションがNPOにとって適切かどうかの判断をサポートできることを願っています。